vs角換わり早繰り銀急戦の対策

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対局概要

12/28に対局した将棋ウォーズ3分切負けの対局の勉強記録です。
先手:四段の方(2018.12.28現在)、後手:私
角交換型相居飛車で先手の早繰り銀に対する独自の対策です。独自対策の魅力は、なんといっても早指し将棋で対局相手の間違いを誘うor時間を浪費させられることですね。

この対策は成立条件がいくつかあることに加え、狙い通りに進んでもしっかり受けられるとやや不利になるデメリットがあり、奇襲っぽさはあるのですが、力戦が好きな方は試してみる価値があると思います。
(特に右玉党の方には応用し易いので是非おすすめしたいです!)

局面

なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
なし
(指了図1は、△8六歩まで)

後手の一見普通の出だしに対し、先手が早繰り銀の仕掛けを始めたところです。
指了図1が第一条件をクリアした図になります。
第一条件は以下の通りです。

先手(相手方)の条件
・金が4九の位置であること(5八に上がっていないこと)
・7七銀型で飛車先を受けていること(8八銀で歩交換許容の状態でないこと)
・3五の銀が浮いていること

後手(独自対策方)の条件
・7三桂、6二銀、6四歩の形であること(後述)

△8六歩に対し、▲同銀は△5五角(飛車香両取り)があるので、▲同歩の一手ですが、ここから後手の強襲(やや無理攻め)が発動します。

角歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
角歩
(指了図2は、△5五角打まで)

①△6五桂〜②△8八歩〜③△5七桂成ーー
これが三手一組の反撃手順です。

本譜は△5七桂成に対して▲同銀(悪手)と応じたため、後手の狙いの一つである△5五角打が成立しました。
(第一条件の△6四歩型でない場合、△5五角打に対して▲4六角がぴったりの受けになるためこの手は成立しません。)

これで勝負が決まる訳ではないのですが、以下の点で後手が有利であると形勢判断します。

・金桂交換の駒得で、後手だけ馬が作れていること
・先手の銀が立ち遅れていること
・後手は右玉に組めるのに対し、先手陣形が収集つかないこと

指了図2以下は、後手が勢いを失わずに64手で勝ちきりました。→将棋ウォーズの棋譜再生ページ

さて、それでは後手の狙いを正確に受けた場合の研究手順を以下に紹介いたします。

角歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
角歩三
(参考図は、△2四龍まで)

△5七桂成に対しては、▲同玉と応じるのが正解で、以下ほぼ一直線の進行になります。
以下、手順中のポイントを解説します。

ポイント①:36手目の角打ち

36手目△7九角打が、32手目に△8八歩のたたきの手筋の効果です。
この角打に対して▲6八飛車と受けますが、これは盤上この一手の受けです。

これ以外の受けの例では、
・▲6八合駒をした場合は△8八角成があり、
・▲5六玉には3五角成(!)があるため、
いずれも後手優勢になります。

ポイント②:44手目の龍入り

後手は調子よく龍を作りましたが、桂損しているためあまりゆっくりできません。
△2八龍として▲3七角打を強要してから△2四龍と引きます。

参考図では依然として駒損ですが、
・次の△3六歩が楽しみであること、
・早繰り銀を回避したこと、
・狙い通り力戦調の一局に持ち込めたことで、
あとは地力の差で勝負といった形です(投げやり)

高段が相手だと初見でも正確に受けられることがままありますが、きっと持ち時間を大量に消費してくれているはずです(願望)。3分切れ負けの早指し将棋において持ち時間で数十秒の差が着くことは大きなメリットですので、試してみる価値はあると思います。

参考になりましたら幸いです。

初手から終局まで

なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
なし

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